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【帰国子女大学受験】日本の大学・英語プログラム学部への受験 



シンガポール在住の皆さまにはお馴染みの
「教育に特化した日本語フリーペーパー」Spring
英語プログラムをOfferしている日本の大学の特集

昔から英語プログラムがある大学と言えば、
上智大学
国際基督教大学
同志社大学
この3校のリベラルアーツ系の学部(国際教養)が有名ですが、その後グローバル30で採択された13大学で英語プログラムが開講されて、最近は本当に数多くの英語プログラムが日本の大学で開講される様になりました。

グローバル30については グローバル30とは? をご参照下さい。

日本で英語で学位が取れる大学のリスト(英語)


海外で高校を卒業したお子さんで、日本の大学に進学する場合、
一般学部(帰国生入試で一般の学部を目指す)
英語プログラム学部(日本国籍を持っている場合は、帰国生入試で英語での授業の学部を目指す)
の二つがあると思います。

一般学部への受験(4月入学と言われる受験)に関しては、5月に高校を卒業してからほとんどの受験生が通うであろう、日本の予備校の国際部(河合塾、駿台、代々木ゼミナールなど)がものすごい量の情報を持っているので、そこに通い始めてからいろいろ教えてもらう事が出来ます。
通い始める前でも、連絡をしたら教えて下さる予備校もあります。本当に親切です。

一方、英語プログラム学部を志望する場合、学校のカレッジカウンセラーやユニバーシティーアドバイザーも、日本の大学についてはほとんどわかっていません。
うちの子が通っていたインターナショナルスクールでは、かろうじて早稲田の英語プログラムの情報は持っていました。アドバイザーからそれをいただいたのですが、それは留学生用で日本国籍があるうちの子には使えなかったと言う笑えない話もありました。

英語プログラム学部を志望する場合、入試情報は各大学のWeb siteで1つ1つ収集するしかありません。
受験に関する情報については、自分でどうにか集める事が出来ますが、「傾向と対策」に関しては、どうすれば良いのか我が家も正直どうしてよいのかわかりませんでした。
英語プログラムへの受験は、多くの場合はアメリカの大学へ出す願書と同じで、成績やIBやSATなどの点数、先生からの推薦状、エッセーや志望動機書などを提出する書類上の「書類審査のみ」となるので、エッセーが非常に重要になって来ます。

上の子がアメリカの大学に進学した時は、それこそ情報はたっぷりあって(先輩たちからも話が聞ける)、壮大な物語の様なエッセーを書いていましたが(どうもアメリカ向けのエッセーはそう言うのが良いらしい)、アメリカの大学とイギリスの大学へのエッセーの内容や雰囲気が違うのと同様、日本の大学へ提出するエッセーもアメリカの大学向けの様に大風呂敷を広げるような内容では、難しいのでないかと悩みました。

シンガポールにも個人で雇えるユニバーシティーアドバイザーもいますが、それも日本の大学への「傾向と対策」は持っていません。

そこで我が家はどうしたかと言うと、

「日系塾」

に助けてもらう事にしました。

もう私達もシンガポールを離れ、ステマとか宣伝だとかと思われる事もないと思うので、塾名も公表させていただいても良いと思います。
みなさまもよくご存知のオービットです。

なぜオービットに相談したかと言うと、
・インター校生コースが高校生にもある
・IB mathなどのクラスがある

なので、たぶん今までも日本人の生徒さんでインター校から日本の大学に進学された方も多いと思われますし、日本語が強い生徒さんよりもシンガポールや海外が長い英語の方が強い生徒さんが多いイメージがあったので、日本の大学の英語プログラムに進学された方も多いのではないか?と思ったからです。

日本の大学の英語プログラム受験のエッセー対策について相談したのは、G12が始まってすぐの頃でした。ちょうど去年の今頃です。
担当の先生はやはりよくわかっていらしたので、IBの勉強やEE提出との兼ね合いも考えたスケジュールを立ててくださり、どうすれば良いかわからずに不安になっていた下の子も、ずいぶん心強く思った様でした。

日本の大学が英語プログラム学部を受験する「帰国子女」に何を求めているのか?
と言う点に重点を置いたアドバイスは本当にBig helpになりました。

私が思うに、上記の「グローバル30」を読んでいただくとわかるように、日本の大学の英語プログラム学部は帰国子女が欲しいのではなく、外国人留学生を増やしたい、と言うのが一番の目的です。京都大学の英語プログラム学部に至っては潔く
「日本国籍保持者は対象外」
となっています。
去年(2019年)の9月にISS(International School of Singapore)で開催された、Japanese University Fair@ISS International School of Singapore 参照。

なので、そこに帰国生が入り込むのはこれはなかなか大変な部分があると思うのです。

アメリカ西海岸の日系人を対象にした、

こちらのサイトにも英語プログラムについてわかり易く書いてあります。

日本の大学の英語プログラムに関して、我が家もオープンキャンパスへ行ったり、シンガポールで開催された日本の大学フェアなどに行ってみて、いろいろな感想がありますが、それはまた改めて書いてみたいと思います。

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# by singaporemerengue | 2020-09-14 21:57 | 帰国子女大学受験 | Trackback | Comments(0)

【アメリカの大学】ニュースではわからないアメリカの大学のコロナ事情



ロイターのレポート

上の子の大学がはじまりました。
上の子が通うアメリカの大学は、”ハイブリッド”と呼ばれるIn Person Classとオンライン授業の混合授業になります。
全てのIn Person Classはオンラインでも受講できます。

ただそのIn Person Classですが、今までの様に全員が一気に受講するわけではなく、

1.レクチャーはオンラインで聞く
2.今週はグループAがIn Person Classでそのレクチャーに基づいた質問などをする
3.来週はグループBがIn Person Classでそのレクチャーに基づいた質問などをする

と言う形になっているらしいです。

このニュースでは、Social Distancingを保つ為に講堂のイスにマークを付けるとか言う事をリポートしていますが、プラスどんな形で講義が開かれるのか、もう少し詳しくリポート出来たら良かったのに、と思いました。

そして、学校が始まって1週間で休校となってしまったノートルダム大学ですが、その理由は学生が学校が始まって早々パーティをして感染者が多数出てしまった為に休校になりました。そこを言わないと、普通に授業をしていて感染者が多数出てしまったと見る人は思うと思います。

日本でもそうですが、どうやらアメリカでは「大学生=パーティ」と言う図式があるらしく、うちの子が通う大学でも早速パーティをして停学処分になった学生が出ています。大学と警察が連携していて、警察がパトロールをして摘発、学生の名前を大学に知らせる、大学がその生徒たちを処分する、と言う形です。

学校が少し早く始まったノートルダム大学、ノースカロライナ大学でパーティによる感染者発生と悪いケースのニュースを受けて、大学からは

「気の毒ではあるが、大学のルールを守らずにキャンパスの内外を問わずパーティを主催した学生、参加した学生は、もうこの大学に君たちの場所はないと思って欲しい。」

と言う内容のお手紙が来ました。下手したら退学です。

アメリカの多くの大学がそうであるように、うちの子が通う大学も事前に家にコロナ検査キットが送付され、陰性の生徒は大学にそれをリポートして初めて今学期は大学の授業に参加する事が出来る、と言うシステムを取っています。
なので、基本的にキャンパスにいる生徒&スタッフは陰性なはずなのですが、それでもやはり特効薬もワクチンも出来ていない今は「大人数で集まる」事は絶対に避けないとならない事なのだと思います。

大学側も経営上のお金の事もあるので、オンラインのみにしないでとりあえずハイブリッド方式にしている大学も多いらしく、うちの子が言うには自分が通う大学もそうじゃないか、と話していました。最初から全部オンラインにすると、その年一年休学を選ぶ生徒も出て来て、そうすると学費が集まらないから大学も学校経営に困る、と言う事らしいです。

確かに早々にオンライン授業のみと発表した大学(アメリカ)に進学予定だった下の子の同級生たちのうち、何人かは今年度一年Defer(延期)する、と言う子達もそこそこな数います。そうすると大学には授業料を払わなくても良いので、大学側としては人数が多いと結構な損失になるのだそうです。

日経オンライン5月20日の記事

5月の時点ですでに閉校を決めた大学もあると言う事でしたので、大学も生き残りをかけて大変なのではないかと思います。


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# by singaporemerengue | 2020-08-27 14:36 | アメリカ大学受験 | Trackback | Comments(0)

【IBDP】New IB Results が発表されました


8月17日に発表された2020年度IBDPの再発表

7月に今年のIBDPの結果が発表された時にも書きましたが、Predict からの点数が異常に落ちてしまった生徒が世界中で多数発生して、大きな問題になりました。

再審査の嘆願書や、個人だけではなく多数の学校からの要請もあったからでしょうか、IB機構が審査方法を変えて再結果を発表しました。

上記のリンク記事の下の方に、前回と今回の審査の違いの例があげられていますが、

Predicted Grade 6
IA Grade 6
Current Finial Grade 5
Revised Final Grade 6

Predicted も IA(Internal Assessment)も6なのに、Final Gradeが5と言うのがそもそもおかしいと思うのですが...。

今さら感を強く感じているのは、日本の帰国子女受験者だと思います。
早慶はすでに願書は締め切られていますし、IBDPやSATなど共通試験の点数をあまり(ほとんど)考慮せず、当日の試験結果で勝負の早稲田はともかく、慶應は共通試験の結果を重視すると言われています。
国立大学のIB入試などはまだ間に合うと思いますが、早慶の帰国生入試は9月の始めですし、志願者も多いと思うので最初のFinal Gradeが低くて今回上がった子達は、本当に気の毒だと思います。大学側が考慮してくださると良いのですが...。

IBDPの1点、2点って本当に大きい差です。
下の子が卒業したシンガポールのインターはPredicted GradeとFinal Gradeの差があまりないと例年言われている学校ですが、それでも同級生の中には5点、6点下がってしまった生徒もいました。

7月発表のFinal Gradeが低くて大変だったのは、イギリスの大学を受験した方達も同じだと思います。今さらFinial Gradeが上がっても救済処置になるのでしょうか?私はイギリスの大学受験の事はよくわからないのですが、お友達が言うには

「Aレベルの発表の後に、補欠合格みたいな感じで出る事もある」

と言う事なので、少しでもこの再結果の効果がある事を心から願っています。

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# by singaporemerengue | 2020-08-21 07:59 | IBDPについて | Trackback | Comments(0)

UWCSEAの紹介記事(2016.12.19 公開)


シンガポール在住時代に書いた
シンガポールのインターナショナルスクールのひとつ
UWCSEAの紹介記事

シンガポール在住時、このブログがご縁となっていくつかの記事を書く機会を与えていただきました。
この記事もそのひとつです。

UWCSEAはシンガポールでも老舗の大規模インターナショナルスクールです。
お考えになっている方も多いと思うので、ご参考にしていただければと思います。
この記事を発表するに当たって学校からも許可をいただいているので、安心してお読みください(笑)。

それにしても2016年の記事をなんで今頃?

それはやはり、シンガポールに住んでいる時はやはりちょっと恥ずかしかったので公表出来ませんでした。

この記事の「著者」は、
と言う会社になっていますが、私はこの会社に所属するリサーチャー・ライターの一人でした。
教育関連よりもマーケティングの方が多かったので、あまり記事を書く機会もありませんでしたが、なかなか面白い経験をさせていただきありがたいと思っています。

日本でも国際バカロレアを導入する高校や中学が増えて来るとの事なので、日本に本帰国した今は日本のIB事情もいろいろ調べて書いていけたらな、と思っています。

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# by singaporemerengue | 2020-08-16 11:51 | International School | Trackback | Comments(0)

【母子でシンガポール残留】なぜシンガポールのインターナショナルスクールにこだわったのか


2019 IB results for Singapore (May and Nov cohorts)


私はこれまでブログでは独断的な比較などは出来るだけしないで、淡々とソースに基づいて書くように気を付けてきました。
しかし、今回の話題は「どうしてシンガポールなのか?」と言う事で、どうしても日本やアメリカの学校と比較する事になってしまいます。

日本もアメリカも、我が家が探したのはNYCやサンフランシスコ、東京ではなく、地方都市ではあるけど大都市、と言うカテゴリーのごくごく限られた中での選択でした。そこのところをお含みおきいただいて読んでいただけると幸いです。

そして毎回言いますが、あくまでも私の個人的な感想や好みです。

さて、本帰国が決まった時に一番に考えたのは、下の子の学校の事でした。
確か2月の末とかだったと思います。アメリカの本社に出張から帰った夫から「アメリカ本社に帰任が決まったよ」と言われた時は驚きました。
もう、年も年だしかなり長くシンガポールに駐在しているし、これはすでに本社では忘れられた存在で定年まではシンガポールにいると私は勝手に思っていましたから101.png

アメリカ、日本といろいろ調べたのですが、結果シンガポール残留を決めた一番大きな理由は、上に貼った
2019 IB results for Singapore (May and November cohort)
にあるIBの結果と、IBDPコースの選択科目の豊富さでした。

IBDPの選択科目の多さ(Self Taughtは除く)
シンガポールのインターナショナルスクールの多くは非常に多くの選択科目を用意しています。
なので、高校生の時から子供達は哲学や心理学、Design Technology、Dance, Dramaなども選択する事が出来ますが、実はそれは非常に恵まれた事であって日本のインターナショナルスクールやアメリカの高校ではそんなに豊富な選択科目をOfferする学校は多くありません。

日本の一条校(インターナショナルスクールではなく一般の高校でIBDPで取れる学校)は、選択科目が非常に少ないのと、高校3年間でIBDPと日本の文科省の指導要項に沿った日本の高校卒業の為の単位も取得しなければならないので、高校2年時での編入が出来る学校も少ないだろうと思い(実際学校に聞いてはいません)、候補には入れませんでした。

IBDP合格率(Passing Rate)の高さと平均点の高さ
これも、日本の帰国子女受験用の予備校(河合塾、駿台、代ゼミなどの国際部)の説明会に行かれた方は聞いた事があると思いますが、予備校の担当の方がおっしゃるには、シンガポールからの帰国生のIBDPの点数は非常に高い、と言う事です。もちろん、シンガポールのローカル校に比べたら低いですが、日本インターナショナルスクールやアメリカの現地校に比べると合格率や平均点が高い学校も多くあります。
いくら平均点が高くでも自分の子供が努力をしないと、どうしようもないですが、我が家の上の子(勉強あまりしない)が以前言った、
「友達がみんな頑張って勉強して、そこそこの成績を取っているのに自分だけ出来ないとちょっとカッコ悪いから、ちょっと頑張る」
と言ったのが印象に残っていて、Peer Pressureと言うのか、それが良い方向に効いてある程度環境に左右されると言う事はあるんだな、と当時思った事を今回思い出した、という事もありました。

そんなこんなで、いろいろ考えたのですが、以下ご参考までに、アメリカと日本の学校を調べた時の感想です。

【アメリカの学校】
下の子はアメリカ生まれですが、3歳の時にアメリカを出てシンガポールと日本で育っているので、ここで少し「アメリカ人」としてアメリカの高校に行っても良いかも?とも思ったのですが、アメリカの学校はIBをAPと同じ様に扱っており、得意科目だけをIBで取ると言う学校は割りとあっても生徒全員がFull Diplomaを目指す、と言う学校が少ないのです。ここが大きなネックでした。そんな中、考えた学校は、

1 その都市で最初にIBDPを導入した公立高校(日本語Aがある)
2 その都市唯一のInternational School(日本語Aがない)
3 その都市で新鋭のPrivate schoolの進学校(日本語Aがない)
4 日本で通っていた小学校の姉妹校。IBDPはない。(女子校)

1 その都市で最初にIBDPを導入した公立高校(日本語Aがある)
かなり歴史のある公立高校で、昔、その学区はその都市で一番と言われるエリアでしたが、近年はそうでもないらしく、アメリカで学校を調べる時によく使われる、Graat Schools.com によると、貧困層(ランチの補助がある)の割合も思ったよりも多く、IBDPの成績も散々だったので無し。唯一日本語AをOfferしている学校でした。

2 その都市唯一のInternational School(日本語Aがない)
平均点は34点と公立IB校や進学校と言われる私立学校よりも高く、インターナショナルスクールなのでIBDPの選択科目も多いほうでした。今調べてみると当時よりも科目が増えていました。当時ここまで豊富だったら、転校をもう少し考えていたかも知れません。
ただ、やはり大きな問題は「日本語Aがない」。これはBilingual Diplomaを目指す我が家としてはちょっと譲れないところでした。

3 その都市で新鋭のPrivate schoolの進学校(日本語Aがない)
この学校は以前住んでいた所の近くで、有名な新鋭の進学校だったので、どれだけの実績を出しているのか、と期待していたのですが、学校のサイトに乗っているIBDPの結果はシンガポールのインターナショナルスクールと比べると至って普通。その割りには学校も行かせている保護者もプライドが高い。日本語Aもない。
実はこの学校には、上の子が幼稚園に入る時に受験候補に入っていた学校だったので見学に行ったのですが、人種差別も感じて非常に感じが悪かったので元々の印象が悪いと言う先入観がありました。(でも、結局アジア系の生徒が多い学校として有名になっています)
なので、ちょっと書き方が意地悪ですみません106.png

4 日本で通っていた小学校の姉妹校(女子校)
日本同様、小中高一貫の女子校に高校2年生から新入生で入るのは、ちょっとしんどいだろうと言う事で無し。

2のインターナショナルスクールとシンガポール残留と最後まで悩みました。
アメリカでIBDPをやりたいと思ったら、インターナショナルスクールが一番いいのかな?とも思いました。

【日本の学校】
1 実家近くのインターナショナルスクール
この学校はIBDPの選択科目が少なく(日本のインターとしては多いがシンガポールのインターに比べると断然少ない)。
それも大きな理由でしたが、極めつけは学校に電話をして、
・社会科群の中の科目の1つでうちの子供が取りたい科目がそちらの学校にはないので、English A、Japanese Aの他にもうひとつ語学(初級スペイン語など)を取る事が出来るか?
・日本国内のインターナショナルスクールからの日本の大学への帰国受験(4月入試)は基本的に出来ないが、する生徒はいるか?またその為の指導はあるか?
と質問したら、電話に出た日本人女性に

「うちの学校は英語で勉強するので、うちの生徒で日本の大学で日本の授業を取れる日本語力がある生徒はいません」

と自慢げに言われた事。
確かに日本のインターナショナルスクールの幼稚園や小学校低学年では、「英語で勉強する」と「英語を勉強する」学校の違いがよくわかっていない保護者の方もいて、学校側もそう言う対応になるのも少しは想像出来ますが、高校2年生のそれもIBDPの話をしているのに、こんな頓珍漢な事を言われて正直ドン引きしてしまいました。
English Aも取るって言ってるのに、何言っちゃってんだ、この人?と正直呆れました。

ちなみにこの時は「College Counselor」に繋いでもらったはずなのですが、この学校に子供を通わせているお友達に聞いたところ「College Counselorに日本人はいないよ」と言う事で、私はこの時一体誰と話したのかは未だに謎です。
で、友人によると毎年、何人かは日本の大学へAO入試などで4月入学する子もいるそうです。

でも、この学校の名誉の為に一言。
どうやら我が家はこの学校にはホトホトご縁がないようです。日本在住の時も何度か連絡を取った事があるのですが、毎回毎回本当に変な担当者に当たってしまって、結局いつも嫌な思いをして終わります。なので、この時は本当に「ご縁のない学校なんだな」と痛感しました。
それは我が家にとってであって、お友達のお子さんも多数通っていますが、楽しく過ごしているので、これは我が家に限った話だと思います。

と、そんなこんなわけで、我が家は2年間のシンガポール母子残留を決めたのでした。

# by singaporemerengue | 2020-07-28 12:19 | IBDPについて | Trackback | Comments(0)

9年間シンガポールのインターナショナルスクールに通いIBDPとバイリンガルディプロマを取得した子供達の事、帰国子女受験、日本の国際バカロレアなどなど。


by 蘭子