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無意識に中国語の字幕を頼りにしていたら...。

こちらに住んで1年ちょっと。最初は聞きとりにくかったいろんな国の方が話す英語も最近はだいぶん耳も慣れたのか、理解出来る様になって来ました。

普段の会話以外でも同様。

例えば「テレビ」。
シンガポールのケーブルテレビではイギリスのBBCのニュースとかも見れるし、アメリカのテレビ番組やオーストラリアのテレビ番組も見れます。

最初はもっぱらアメリカの番組を見ていたのですが、このところは地元シンガポールのローカル番組やBBCもよく見る様になりました。聞きとるのが段々楽になって来たからだと思います。

どこの国の番組でも「英語」であれば日本語の様に「ながら」で見ていると100%理解は出来ません。ちゃんと集中してボリュームも日本語の番組よりも大きくしないとナカナカ聞きとれない。それでも見る番組の幅も広がるし、我ながら良い感じ053.gifなんて思っていたのですが...。

ところが最近アメリカのドラマを見ていると、なんだか理解力が落ちてしまって来たのに気が付きました。

「へ?今、何て言った?」と思う事が多くなってしまっています。でも、ニュースは以前同様聞きとれる...。
もちろん、ニュースでの英語はクリアな英語なのでわかり易いと言うのはあるのですが。

自分のHearing力が落ちたのか?それとも今のアメリカの言い回しについて行けてないのか?いろいろ思ったのですが、実は大きな落とし穴に気が付きました。

それは「字幕」。

こちらで見るアメリカのドラマや映画には中国語(北京語)の字幕が付くのです。
日本人の私にとってはもちろん全部はわからないのですが、「なんとなく想像出来る」のが北京語の字幕。どうもこれを無意識のうちに頼りにしてしまっていたみたいです。

字幕を無意識に頼りにしているからHearingに集中していなかったんですね。
いや、これも無意識な行動なんです。
私にとっては「英語を聞く」事よりも「漢字を読む」事の方が先に入って来てしまうんでしょうか?

以来、意識して中国語の字幕を見ない様にしています。そうすると「聞く事」に集中して理解出来るんですね。

日本語ではないけれど慣れ親しんだ漢字。
脳味噌が母国語をいかに優先すると言う事を感じました。

しかし!

NHKニュースを英語放送で聞いて日本語の字幕(最近はコメントなどには字幕が付きますよね)を見ると、特に普段馴染みのない経済用語や政治用語等を聞くと「あぁ、英語ではそう言うのか」と思ったりしますし、シンガポールのローカル局でよく放送される日本の旅番組(日本への旅行の宣伝なのか、テレビ東京でやっている様な旅番組がこちらではよく放送されています)で、日本語を聞きながら英語の字幕を読むと、これまた同じ様に「あぁ、英語ではこう言うのか」と英語の勉強になったりするのです。

やはり日本人の私にとって英語の一番の難関はHearingって事なんでしょうか?

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by singaporemerengue | 2012-12-02 02:00 | Daily Life | Trackback | Comments(0)

9年間シンガポールのインターナショナルスクールに通いIBDPとバイリンガルディプロマを取得した子供達の事、帰国子女受験、日本の国際バカロレアなどなど。


by 蘭子