シンガポールのインターナショナルスクール事情、来た時は、小学生&中学生だった子供達も高校生になってしまったシンガポール在住ウン年目の駐在生活のなんだかんだをぽちぽち書いています。


by singaporemerengue
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シンガポールについに「お受験インター」出現か?・Dulwich College Singapore

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2014年夏に開校するDulwich College Singapore。
Parent Information Sessionなるものに行って来ました。

私はイギリスの学校のシステムもほとんど知りませんし、Dulwich Collegeがどんなに学校なのかも全く予備知識がないのですが、ロンドンのそれは創立1613年とか言う事で、

「ひぇぇ~、徳川家康が江戸幕府を開いてちょっとしてからじゃん!」

と驚きました。

大河ドラマ「八重の桜」の舞台会津藩の藩校「日新館」が、
”日新館創設より更にさかのぼること寛文4(1664)年、日本で初めて民間により創設した庶民のための学問所といわれる「稽古堂(けいこどう)」とされています。”
だそうなので、その50年前創立。とにかく歴史ある学校です。

ただ、ロンドンのDulwich Collegeとは別に「Dulwich College International」と言う上海にある組織によりこちらは運営されていると言う事です。

校長先生自らの説明会でしたが、とてもわかり易いイギリス英語を話す明るい先生でした。学校の先生と言うよりもちょっと「やり手のビジネスマン」と言う雰囲気でもありましたが...。

私がこの説明会に参加して「あぁ、こう言うインターが欲しかった!」と思った事がひとつありました。それは校長先生が、

「インターナショナルスクールであるけれど、イギリスの伝統ある私立学校の良さを取り入れたい。それは、マナーをきちんと身につける躾です。」

と、はじめの頃におっしゃった事でした。

それはとても良かったのですが、お話が進むうちにこの学校に入学、転入するには「お受験」をしないとならないと言う事がわかって来ました。

説明会の会場はNovenaのUnited Square Office Towerにある事務所だったのですが、会場にはIKEAの子供用家具が置かれたかわいらしい部屋がありました。説明を聞くまでは、そこは説明会に子供連れで来た人たちの為の「子供が遊ぶスペース」だと思っていたのですが、どうやらそこは6歳以下の子供達の「お受験会場」だったみたいです。
ちなみにその隣にはPCが何台か置かれた部屋があり、そちらは7歳以上の子供達が試験を受ける部屋でした。

学校HPのAdmissionsにも書いてある様に、この学校は志願者全員が試験を受けると言う事で、私が知ってる限りではシンガポールのインターナショナルスクールでは初めての「2歳児クラスからお受験があるインター」と言う事になるみたいです。

日本でも有名私立幼稚園ではお受験がありますからインターでそれがあってもおかしくはないと思いますが、Nursery/Reception(3歳、4歳児クラス)はオムツが取れている事と言うのとお受験が今ひとつマッチしない様な気もしないでもないですが。親子面接もあるみたいです。

Year3ーYear6(小2-小5)は筆記試験(PC)があり、Senior Schoolとなると60分間のエッセイ作成も課せられます。

と、ここまではHPにも書いてあるのですが、校長先生がおっしゃるには
「Top 30%の子供が欲しい」と言う事で、お勉強系インターを目指してらっしゃるのだと思いました。説明会の後の父兄からの質問で、

「兄弟で受験した場合の考慮はあるのか?」

に対しても、

「兄弟同じ学校に通うのに越した事はないが、我が校のカリキュラムについて行けないお子さんが入学してもその子の為にはならないので、成績によっては両方受入れられない事もある。学校経営上のお金の為に入れると言う事はしません。」

とおっしゃっていました。

こちらの学校はYear 10, Year 11(Grade 9, Grade 10)でIGCSEを、Year 12, Year 13(Grade 11, Grade 12)でIBDPを履修します。UWCSEAと同じです。来年度2014年の開校時にはとりあえずYear 9(Grade 8)までの募集となるのですが、翌年にはIGCSEが始まるので、

「IGCSE、IBDPですが、どの教科をOffer出来る予定ですか?」

と聞いてみたのですが、

「その時点で生徒の取りたい教科を出来るだけ履修出来るようにする。」

と言う事で具体的な教科は教えていただけませんでした。

日本の小学校受験の様に、こぐま会のプリントやら「お箸で小豆をいくつ違うお皿に移せるか」やら、1対1のテストなので「集団行動観察」もないのでしょうね。

ちなみにうちの子はアメリカでキンダー受験を経験していますが、遊びの中で知らない間に試験をされていた、と言う感じだったのですがその中で色の種類をいくつ言えるかとか巧緻性を見るテストとかいろいろ工夫されているな、と思いましたが2歳、3歳となるとどうなんでしょう?

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新設インターだからかどうかわかりませんが、シンガポール政府からは5エーカーの土地しか貸してもらえず、JBに開校したマルボロ・カレッジに比べると施設が非常にこじんまりしてしまう、とは校長先生の弁。これは仕方がない事なんでしょうね。

私個人の印象としては、小学校低学年までだとそんな冒険とは思えませんが、我が家の様に学齢が高い子供がいる場合は、すぐ先のIGCSEやIBDPを考えるとちょっと「賭け」になるかなぁ。IBDPとなるとまず最初に良いIBコーディネーターが必要になるし、先生を集めるのも大変だと思います。

でも、インターナショナルスクールに欠如しているマナーや躾は魅力的です。うちの子供達がもう少し小さかったら、と思ってしまった説明会でした。

あ、忘れるところでしたがこちらの学校はUWCSEAやSingapore American School、Tanglin Trust Schoolとは違いProfit schoolとなり株主さん達がいらっしゃる学校になるとの事です。中国や韓国にあるDulwich College Internationalへの転校は保証出来るけれど、ロンドンのDulwich Collegeへの転校は保証は無し(男子校なので女の子はもちろん出来ない)との事でした。

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by singaporemerengue | 2013-05-23 22:40 | International School | Comments(0)