先日子供達が通うインターナショナルスクールから「来年度学費値上がりのお知らせ」のメールが届きました。
すでにじゅうぶん過ぎる程高額な学費がまた値上げ。もう毎年この時期の恒例行事のようになってしまい、あぁまたか、とメールを最後まで読まずに閉じてしまいました。
思い出したのが、少し前のStraits Timesに載っていたシンガポールのインターナショナルスクールの学費に関する記事。
イギリス人駐在員を対象にThe Fry Groupと言うロンドンにある経済ビジネス研究所がシンガポール、香港、マレーシア、タイ、インドネシアとイギリスのインターナショナルスクールの学費を調べた結果らしいですが、シンガポールのインターナショナルスクールの平均学費ってこの5年間で、なんと23%も上がってるんだそうです!
Picture: Straits Times
イギリス人駐在員がシンガポールのインターナショナルスクールに子供を入れたら、幼稚園から高校卒業までで、合計S$500,000かかるのだそうです。でも、これでも世界一高額ではなく、一番高いのはイギリスのインターナショナルスクールだそうです。しかしシンガポール、マレーシア、タイ、香港、インドネシアの中では一番高額なのはシンガポールです。香港も高いですが、意外にインドネシアも高いんですね。シンガポールからインドネシアにスライドしたお友達が「インドネシア人のクラスメイトのお金持ちさにびっくりした!」って言ってましたから、インドネシアのインターナショナルスクールは駐在員とお金持ちの為の学校になっているのかも知れません。まぁ、日本でもそう言う面はありますが。
10年、いや15年程前までは企業が駐在員の学費を出すのは当たり前でしたが、最近は本当にフル・パッケージで駐在に来る人達は減っています。それなのに、どうしてかインターナショナルスクールは毎年当たり前の様に学費を上げています。
古くからあるインターナショナルスクールはちょうど校舎改修の時期にあたり、新しく出来たインターナショナルスクールは校舎建設費がかかっているから、仕方がないのでしょうか?
まぁ、それでもしかし、アメリカの私立学校へ行かせると年間2万ドルとか3万ドルとかかかりますから、あくまでも「私立」であるインタナショナルスクールの学費が高いのは仕方がないのかも知れません。
しかし、一度くらいは「今年は学費の値上げはございません」って言うお手紙を拝見したいもんです。