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【アメリカの大学】ニュースではわからないアメリカの大学のコロナ事情



ロイターのレポート

上の子の大学がはじまりました。
上の子が通うアメリカの大学は、”ハイブリッド”と呼ばれるIn Person Classとオンライン授業の混合授業になります。
全てのIn Person Classはオンラインでも受講できます。

ただそのIn Person Classですが、今までの様に全員が一気に受講するわけではなく、

1.レクチャーはオンラインで聞く
2.今週はグループAがIn Person Classでそのレクチャーに基づいた質問などをする
3.来週はグループBがIn Person Classでそのレクチャーに基づいた質問などをする

と言う形になっているらしいです。

このニュースでは、Social Distancingを保つ為に講堂のイスにマークを付けるとか言う事をリポートしていますが、プラスどんな形で講義が開かれるのか、もう少し詳しくリポート出来たら良かったのに、と思いました。

そして、学校が始まって1週間で休校となってしまったノートルダム大学ですが、その理由は学生が学校が始まって早々パーティをして感染者が多数出てしまった為に休校になりました。そこを言わないと、普通に授業をしていて感染者が多数出てしまったと見る人は思うと思います。

日本でもそうですが、どうやらアメリカでは「大学生=パーティ」と言う図式があるらしく、うちの子が通う大学でも早速パーティをして停学処分になった学生が出ています。大学と警察が連携していて、警察がパトロールをして摘発、学生の名前を大学に知らせる、大学がその生徒たちを処分する、と言う形です。

学校が少し早く始まったノートルダム大学、ノースカロライナ大学でパーティによる感染者発生と悪いケースのニュースを受けて、大学からは

「気の毒ではあるが、大学のルールを守らずにキャンパスの内外を問わずパーティを主催した学生、参加した学生は、もうこの大学に君たちの場所はないと思って欲しい。」

と言う内容のお手紙が来ました。下手したら退学です。

アメリカの多くの大学がそうであるように、うちの子が通う大学も事前に家にコロナ検査キットが送付され、陰性の生徒は大学にそれをリポートして初めて今学期は大学の授業に参加する事が出来る、と言うシステムを取っています。
なので、基本的にキャンパスにいる生徒&スタッフは陰性なはずなのですが、それでもやはり特効薬もワクチンも出来ていない今は「大人数で集まる」事は絶対に避けないとならない事なのだと思います。

大学側も経営上のお金の事もあるので、オンラインのみにしないでとりあえずハイブリッド方式にしている大学も多いらしく、うちの子が言うには自分が通う大学もそうじゃないか、と話していました。最初から全部オンラインにすると、その年一年休学を選ぶ生徒も出て来て、そうすると学費が集まらないから大学も学校経営に困る、と言う事らしいです。

確かに早々にオンライン授業のみと発表した大学(アメリカ)に進学予定だった下の子の同級生たちのうち、何人かは今年度一年Defer(延期)する、と言う子達もそこそこな数います。そうすると大学には授業料を払わなくても良いので、大学側としては人数が多いと結構な損失になるのだそうです。

日経オンライン5月20日の記事

5月の時点ですでに閉校を決めた大学もあると言う事でしたので、大学も生き残りをかけて大変なのではないかと思います。


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by singaporemerengue | 2020-08-27 14:36 | アメリカ大学受験 | Trackback | Comments(0)

9年間シンガポールのインターナショナルスクールに通いIBDPとバイリンガルディプロマを取得した子供達の事、帰国子女受験、日本の国際バカロレアなどなど。


by 蘭子