「嵐」
言わずと知れた日本を代表する
アイドルグループ
下の子は嵐の大ファンです
日本の小学校からシンガポールのインターナショナルスクールに転校した下の子。
最初はESLが充実しているインターナショナルスクールに入り、ESLを抜けてからは英語力がないと入れないインターナショナルスクールに転校しました。
当時の英語力は、授業について行くのは問題もなく、”寝ててもわかる程教え方の上手い数学の先生”や”あの先生のおかげでしっかり英語が自分の物になった”と、子供が言う程素晴らしい先生方にも恵まれ、問題もなく学校の成績もまぁまぁで、普通に学校生活を送っていました。
お友達もたくさん出来て、毎週末の様にバースデーパーティーに呼ばれて楽しく過ごしていましたが、学校で日本語を話すお友達は一人もいませんでした。
そんな娘が最初に通ったインターナショナルスクールのお友達(日本人)と一緒に、嵐の二宮君主演の「プラチナデータ」を見に行きました。
シンガポールでも嵐は人気で
嵐のメンバーが主演の映画は
ほとんどシンガポールでも
上映されていました
それからあれよあれよと言う間に嵐に夢中になり、年末日本に一時帰国した時には、東野圭吾の原作も買って読んでいました。
多くのインターナショナルスクールでは、ミドルスクールになると生徒一人一人にラップトップが貸し出されたり、支給されたりします。
基本的には勉強で使う以外には、時間を決めて動画などを見過ぎない様にと学校からも言われて、親も一応指導はしますがなかなかそうも行かず、うちの子も暇さえあればPCに向かってニヤニヤしていました。(ちなみにそれは大学生になった今も変わりません)
下の子が中学時代にニヤニヤしながらずっと見ていたのは、嵐のバラエティー番組の動画だったんだそうです。
たまにテレビで嵐の昔のバラエティー番組の映像が流れると、「あー、懐かしい!」と言っていますが、それはリアルタイムで見たわけではなく、ミドルスクール時代ずっと見ていた時の事を思い出して、懐かしいとなるらしいです。
私は、下の子は日本の小学校にも3年間通ったので、英語環境で勉強する苦労はあっても日本語を保持する事に関しては苦労はなかったと思っていました。
塾もインター校生向けの塾ではなく、日本人中学の生徒さんと同じコースに通い、日本の高校受験にも合格しました。
なので、私は下の子の日本語はその時点で大丈夫だと思っていたのです。
ところがつい最近、
「ママ、あの時嵐がいなかったら、私の日本語はIBの日本語Aが取れる程にはならなかったよ」(HSからはIBDPが取れる学校にまた転校しました)
と、ポロっと言いました。
上の子は最初からIBDPで日本語があるインターナショナルスクールで、日本語が話せる日本人のお子さんもそこそこいる学校だったのですが、下の子が2番目に行った学校は、たまたま下の子の周りにはそう言ったお友達がいなかったせいもあって、2年間丸々全く学校では「日本」にも「日本語」にも触れる事のない生活を送っていました。
その「空白の2年間」をカバーしてくれたのは、「嵐」だと言うのです。
外国に住んでいる子供の日本語保持の方法のひとつとして「マンガ」がありますが、中学生くらいになると「アイドル」と言うのもあるのかも知れませんね。
そして、今下の子は韓流アイドルの「BTS」にもハマっています。
(どこまで王道アイドルが好きやねん
)
なので、大学では韓国語を取っています。
シンガポールでとりあえず3年間中国語を学校で習ったので、中国語の方が楽だと思うのですが、韓国語が習いたいのだそうです。
お友達のお子さんも、やはりBTSをはじめ韓流アイドルが好きなお子さんは韓国語を習ったり、中には韓国語を聞いて英語の字幕を読んでいるだけで、韓国語がわかるようになったお子さんもいます。
”好きこそものの上手なれ”
と昔から言われますが、語学に関しては「興味」と言う部分が本当に大きいんだな、としみじみ思った子供の告白でした。
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