文字通り、寝耳に水のアメリカ移民局の発表
最初はアジア系留学生への嫌がらせかと思いましたが
とらえ方によってはいろいろと奥が深そうです
こちらは移民局の発表
オンライン授業のみの大学だけではなく
ハイブリッド授業と言われる
オンラインとIn personを合わせた授業をする予定の大学にも
細かく指示が出ています
うちの下の子の同級生の多くもアメリカの大学へ進学します。
アメリカンスクールではありませんが、アメリカへ進学する生徒が一番多い。
今年の卒業生、Class of 2020と言うのは本当にかわいそうで、IBDPの試験もキャンセル、卒業式もパーティも卒業旅行も全部キャンセル。
そして追い打ちをかけるように、このアメリカの移民局の発表です。
私が最初にこの発表を聞いた時には、トランプのアジア系学生への嫌がらせかと思いました。
しかし、その後にトランプがTwitterで「School should be open」と主張しているので、その一環として大学に秋学期から対面授業をしろ、しないと留学生を追い出すぞ、そうするとお前たちお金が入らないぞ、さぁ、どうする!
と、脅しているんだとわかりました。
なんて酷い大統領なんだろう?こんな人が国をコントロールしているなんて、本当に本当にアメリカももう最後だと思います。
だからと言って、理想ばかりかかげているリベラル派の民主党だって何が出来るわけでもなさそうで、どこの国でもしっかりしたリーダーがいなくて大変なんだと思います。
政治論はおいておいて、こんなArticleを読みました。
この方は在米のジャーナリストさんで、ご自身のお子さんもアメリカの大学に通ってらっしゃると言う事で、アメリカ在住の親目線での考え方が面白いと思いました。
ちょっと長いのですが、アメリカの大学進学を考えてらっしゃる方、またはすでにアメリカの大学にお子さんが留学してらっしゃる方には興味深い内容だと思います。
かく言う我が家もアメリカに上の子が進学しています。
そして、今はオンライン授業なので(サマーコースを取っています)、日本に帰って来ています。
私はアメリカに住んでいないので、アメリカの状況はネットやテレビのニュース、もしくは夫や子供から聞く情報だけなので、出来れば秋学期以降もこのまま日本にいて、オンライン授業を受けて欲しいと思っています。でも、子供は「いや、アメリカに戻るよ。実際の授業を受けたい。」と言います。
幸い上の子が通う大学は、新学期が始まる前に全生徒と全職員にウィルスの検査を行って、Negativeの生徒・職員だけが大学に戻れるシステムを取るそうです。検査の費用は全て大学持ちだそうですが、海外に帰国している留学生やうちの子供の場合はどうなるのかはまだ定かではありません。
アメリカが日本のように帰国者全員にPCR検査を実施するなんて事はないと思うので、たぶん大学に戻る前に検査を受けてNegativeであれば授業に出る、と言う事だと思います。それまではオンライン授業なのかも知れません。寮に入っている子はそれも出来ないだろうから、Off Campusにアパートを借りないとならないと思います。
シンガポールと日本でしか、このコロナを経験していない私としては、(アメリカ在住の方には大変申し訳ありませんが)マスクをするしないと言う単純な事が出来ない、めちゃくちゃな状態のアメリカに子供を戻すよりはこの日本でオンライン授業を受けてもらいたいと思います。確かにオンライン授業なのにあのバカ高い学費を払わないとならないのもどうか、とも思います。
でも、お金よりも私は子供の安全を優先したいです。(アメリカ在住の方が子供の安全を優先していないと言う意味ではなく、選択が出来る場合であればアメリカは避けたい、と言う意味です)
うちの子が通う大学の親のFBでは、留学生の親も
「万が一学生ビザを取り上げられても、アメリカには行かせたくない。オンラインで授業をさせたい。」
と言う人達も多いです。
ただ、この方が書いていらっしゃるように、
「楽しみにしていた大学生活が全く違う様相になってしまい、将来も不安」
と言うのは、本当にその通りだと思います。
この筆者のお子さんも大学4年生と言う事で、うちの上の子と同じです。
つい半年前までは景気も良くて、就職状況もめちゃくちゃ明るかったのに、コロナ以来こんな状況になってしまい予定では一旦就職してから戻ろうと思っていた大学院にそのまま行く事も考えたりしています。でも、そう言う学生も多いので大学院進学もこれまた厳しい感じになるかも知れません。
今年高校卒業のClass of 2020も大変ですが、現在大学生の子供達も大変です。
でも、私達の時もバブル入社もいれば、就職氷河期と言う人もいるので、こればかりは仕方がないのかも知れませんね。
はぁ...。
にほんブログ村